一人芝居の大根役者。

私は、女の熱血がとにかく嫌いである。

そうゆう女は、大して色気もないのにセクシーアピールをしたり、自分がたくましいからって男にはけじめや男らしさを求めたりする。

 

サークルの友人にこの類の女がいた。

大してスタイル良いわけでもないのに、飲み会などイベントでやたらとコスプレ(チャイナや看護婦など)したがる変な女だった。

 

ある時、サークルの話し合いでふとしたことから険悪なムードになり、その場にいた16人全員が黙りこくってしまうという、何とも気まずい状況になった。

 

・・・が、次の瞬間「うわあっ」とゆう声とともに、熱血女が泣き出した。

皆驚いてそちらを見る。

彼女は泣きじゃくりながら、

 

「私だってホントは強くなんかないっ!!!!!!!」

 

と叫び、顔を手でを覆ってしまった。

皆、困惑している。当たり前である。今の議題は「サークルの会費をどうするか」であって、彼女が強いか弱いかではない。

「この女は何を言ってるんだ・・・」という雰囲気の中、

 

私はおおげさに泣いている彼女の肩にポンと優しく手を乗せ、

 

「大丈夫。誰もあなたに期待してないから。元気出して!!ファイト!!!!」

 

と、菩薩の様な笑みを浮かべて励ましたい衝動に駆られた。

 

人生とは、誰もが「自分」が主役の劇をしているようなものである。

彼女はこれからも、ちょっとばかりおおげさな一人芝居を続けていくのかと思うと、何だか切なくなる。

 

以上、都内在住21歳女子大生、はりきっていっきに三回も更新しちゃった乙女のつぶやきでした。